「これは明確なキャンペーンだ!」 主審批判のモウリーニョがFAから罰金処分

ファルカオが倒された場面に不満爆発

 現在プレミアリーグ16位に低迷し、窮地に陥っている昨季王者チェルシーだが、チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督に追い打ちをかけるような出来事が起きた。

 チェルシーは10月3日のサウサンプトン戦に1−3で敗れ、開幕8試合で2勝2分4敗。1978-79シーズン以来となるクラブ史に残る最悪のスタートとなったが、ポルトガル人監督はこの試合で行なった主審への批判により、イングランドサッカー協会(FA)から罰金を命じられた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 モウリーニョ監督はチームが勝ち点を落とした場合、主審の判定を批判するケースが特に目立つが、サウサンプトン戦でも憤りを隠さなかった。

 1−1の同点の場面で、相手GKマールテン・ステケレンブルグがペナルティーエリア内でFWラダメル・ファルカオを倒したが、チェルシーにPKは与えられなかった。“スペシャル・ワン”は試合後、このシーンに不満を爆発させていた。

 「全てが逆風にさらされている時にこそ、この決断は必要だった。相手チームは我々を相手にした時、PKを取られることを恐れない。なぜなら、彼らはいつも(ボックス内で)ファウルを犯すが、レフェリーは絶対に(我々に)PKを与えてくれない。ボックス内でアグレッシブなプレーを恐れないので、相手は大きな自信を感じている。これは明確なキャンペーンだ。人々(ファン)、解説者、コメンテーター、他チームの監督。チェルシーに関しては、他のチームと異なった反応をする。彼らは主審に多くの圧力をかけている。そして、レフェリーは誤審を犯す」

 

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