ミラン本田、インフルエンザ回復も2試合連続の出番なし 本拠地でナポリに0-4の惨敗

DFラインがまたもミス連発の自滅

 ACミランは4日、ホームでナポリと対戦し、0-4と大敗を喫した。インフルエンザで3日間発熱し、試合前日にチーム練習に合流した日本代表MF本田圭佑はベンチスタートとなった。DFラインの自滅で4失点を重ね、終始劣勢の中で本田は出番なしに終わった。
 前節のジェノア戦でDFアレッシオ・ロマニョーリが退場処分を受けているミランは、DFロドリゴ・エリーがスタメンに入り、DFクリスティアン・サパタとセンターバックコンビを組んだ。トップ下にはMFジャコモ・ボナベントゥーラが入り、2トップはFWルイス・アドリアーノとFWカルロス・バッカ。負傷が伝えられたFWマリオ・バロテッリはベンチ入りメンバーからも外れた。
 試合開始前の時点で3勝3敗のミランは、ホームで白星を先行させたかったが、開幕から続く最終ラインの不安定さがまたも顔を出した。前半13分、DFサパタが自陣で中途半端なパスミスを犯すと、ナポリのショートカウンターを受ける。最後は走り込んだMFアランに冷静にゴールへと流し込まれた。前節ジェノア戦もサパタのパスミスからDFロマニョーリの退場となるプレーを招いた。最終ラインの要となるべき存在が2戦連続で決定的なミスでピンチを誘発した。
 反撃に出たいミランだが、ナポリの守備を最後のところで崩せない。トップ下のボナベントゥーラも必死でボールを受けて前を向くが、2トップとの呼吸が合わないシーンが続く。いら立ちを隠せないミランを象徴するかのように、前半43分には判定に強く抗議したサキッチ副監督が退席処分に。試合はこのまま0-1で前半を終えた。

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