ハリル監督の愛弟子FWの捜索再開へ 同胞メッシらの呼びかけで費用3700万円を確保
捜索継続に向けたクラウドファンディングにフランス代表FWムバッペらが入札
フランス1部ナントからイングランド1部カーディフへの移籍が決まり、新天地への移動中に消息不明となったアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラを巡って、二つのお金の話が報じられている。英ラジオ局「talkSPORT」などが報じている。
今冬の移籍市場で、ナントからカーディフへの移籍が決まっていたサラは現地時間21日、移籍先のカーディフに向かう小型飛行機に乗り込んだが、その移動中に連絡が途絶えた。イギリスとフランスの沿岸警備隊などが捜索を開始したが、3日経っても足取りはつかめず。捜索は打ち切られることになった。
しかし、家族や多くのサッカー選手たちが、サラの捜索続行を願い、アクションを起こした。同胞のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)やFWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)らは、SNSで捜査継続を訴え、捜索のためのクラウドファンディングが25日に開始された。
このクラウドファンディングには、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペが3万ユーロ(約370万円)以上を寄付したのを筆頭に、ナントでサラを見出した元日本代表指揮官のバヒド・ハリルホジッチ監督やフランス代表MFアドリアン・ラビオ(PSG)らも多額の寄付を行っている。4400人を超える寄付者から計32万6751ユーロ(約4075万円)が集まっており、最初の目標設定金額だった15万ユーロ(約1870万円)を大きくクリア。サラ捜索は再開される見込みだ。
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