「みんなでキッカーの一人ひとりについてノートをつけていた」

「その映像は、GKのグループで見た。僕と（エンリケ・）イラーリオ、ロス・ターンブル、そしてジャマル・ブラックマンまで。それぞれがビデオを持っていて、みんなでキッカーの一人ひとりについてノートをつけていた。試合が近づいてきた時、それぞれのノートを持ち寄って一緒にミーティングをして、お互いの考えを比較して、もう一度ビデオを見直したんだ」

　正GKだったチェフはその映像を「3回見た」という。本人は「7時間以上になるんじゃないかな」と語ってるが、2時間43分あったというその映像を最初か最後までくまなく見返していたとしたら、それは8時間を超える計算となる。

　まさに備えあれば憂いなし。チェルシーGK陣によるPK戦を見据えた万全の準備があったからこそ、クラブは悲願の欧州タイトル獲得を実現できたようだ。

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