「試合のほとんどで行方不明」 英記者がサウジ戦“先発11人”を採点、最低評価の選手は?

(左から)長友、柴崎、冨安、南野、堂安【写真:Yukihito Taguchi&Getty Images】
(左から)長友、柴崎、冨安、南野、堂安【写真:Yukihito Taguchi&Getty Images】

日本がアジア杯16強でサウジアラビアを1-0撃破、冨安が決勝ゴールをマーク

 日本代表は現地時間21日、決勝トーナメント1回戦でサウジアラビア代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。前半20分にDF冨安健洋(シント=トロイデン)がコーナーキックからヘディングシュートを叩き込み、A代表初ゴールをマーク。結果的にこれが決勝点となり、日本がベトナムとの準々決勝へと駒を進めた。

 この結果を受け、かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が、サウジアラビア戦に先発した11人を10点満点で採点。最終ラインの選手たちに軒並み高評価が与えられた一方、MF南野拓実(ザルツブルク)には「試合のほとんどで行方不明だった」と、GK権田修一(サガン鳥栖)とともに最低評価となっている。

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■サウジアラビア戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点) 

【GK】
権田修一(サガン鳥栖) 5点
説得力のないパフォーマンスだった。彼のエリアで自信を持って統制していないようだった。彼からのボール供給も不安定だった。

【DF】
酒井宏樹(マルセイユ) 7点
ソリッドな対応でサウジアラビアの攻撃の際に圧力を和らげることができた。カウンターの場面では武藤に見事なボールを供給していたが、ニューカッスルのプレーヤーはもっと上手く対処すべきだった。

吉田麻也(サウサンプトン) 7点
ポゼッションを支配されたにもかかわらず、チームのために体を投げ出し、後衛部隊として最終ラインを統率し、基本的にはサウジアラビアにほとんどチャンスを与えなかった。

冨安健洋(シント=トロイデン) 7点
この若きディフェンダーは重要度においても成長を続けている。素晴らしいヘディングによるゴールに加え、守備面でも強固なパフォーマンスを示した。

長友佑都(ガラタサライ) 6点
この試合においては、日本の攻撃の場面であまり関与しておらず。ファハド・アル・ムワラドが結局、得意のポジションである右サイドへとシフトしたため、守備に追われることになった。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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