不発続きの本田に伊紙疑惑の目 「先発起用は契約上の理由に他ならない」

またしてもチーム最低タイなど低評価

 ACミランの日本代表MF本田圭佑は22日、敵地ウディネーゼ戦でトップ下に入り、3試合連続先発出場した。今季開幕からゴールやアシストを記録できず、後半19分に途中交代するまでミスが散見した。イタリア地元紙は試合後、背番号「10」をまたしても厳しく批判した。「シニシャ・ミハイロビッチ監督は契約上の理由から本田起用を余儀なくされている」とまで酷評されるなど、ピッチ内のパフォーマンスに対するイタリアメディアの不満が渦巻いている。
 「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は3-2で勝利した試合において、落第点とも呼べる5点を本田に与え ている。コロンビア代表FWカルロス・バッカとDFアレックス、ロマニョーリと並ぶ最低評価となった。
 寸評は実に厳しい。
「(本田の)契約には条件が詳細に書かれていて、ミハイロビッチは常にプレーさせなければならない縛りがある。他に理由はありえない」
 トップ下で先発を続けている理由は実力ではなく、契約上の理由だと断言されている。この日、交代するまでの本田はシュート0本。前方へのパスはわずか2本。ドリブル突破はなし。トップ下に通常求められる攻撃面で、特筆すべき部分はなかった。
 最優秀はリバプールから復帰後、初先発を果たしたFWマリオ・バロテッリ。芸術的な直接FK弾で7.5点の高評価を手にしている。
 一方、「コリエレ・デロ・スポルト」紙は 本田に平均的な5.5の評価を与えている。5点のバッカに続く、下から2番目の評価となった。
 寸評では「最高に輝いてはいなかった。前半はまずまず整っていたが、後半に消えた。顔色を曇らせて交代した」と後半のパフォーマンスの悪さを指摘している。最高点はこちらもバロテッリで7.5点を手にしている。

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