人気銘柄の元スペイン代表MFセスク、争奪戦の“本気度”はミランがNO1と海外紙報道
チェルシーが設定する12.6億円の移籍金も「喜んでその条件を満たす」
欧州各国リーグは年が明けて1月に、冬の移籍市場がオープンする。その中で“人気銘柄筆頭”として見られているのが、チェルシーの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスだ。チェルシーとの契約が2019年6月いっぱいで切れることもあり、現在が売り時となっているため各国クラブが注目しているが、特にご執心なのはジェンナーロ・ガッドゥーゾ監督率いるミランだとスペイン紙「AS」が伝えている。
2度の欧州選手権制覇に2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)を経験したセスクは、アーセナル、バルセロナ、そしてチェルシーと所属したクラブでことごとくタイトルを獲得してきている。ただし、今季はマウリツィオ・サッリ監督の下で中盤3センターを任されているのはフランス代表MFエンゴロ・カンテ、ブラジル代表MFジョルジーニョ、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチで固まっている。
まだ31歳と老け込む年ではないセスクに対しては、非公式ながらすでに日本代表DF長友佑都が所属するガラタサライ、闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコ・マドリード、ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペらスター揃いのパリ・サンジェルマンが接触。またアーセナル時代の盟友で現在モナコを率いるティエリ・アンリ監督も獲得を熱望しているが、それ以上の意欲を持つのがミランだ。
現在ミランは来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内を争っているが、ガッドゥーゾ監督は冬の移籍市場での経験豊富な選手の補強をリクエストしているという。数年ぶりのCL出場に向けて的確な補強となるが、チェルシー側が設定している移籍金も1000万ユーロ(約12億6000万円)ということで、ミラン側としては「喜んでその条件を満たす」としている。
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタやFWダビド・ビジャが“誘い”の言葉をかけたとも噂されたセスクだが、果たして新天地はミラノの地となるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)