「面白くなくなった? そんなの関係ない!」 リバプールOBが記録的な堅守を絶賛
首位リバプールのクリーンシートはすでに11試合 18試合でわずか7失点はリーグタイ記録
リバプールは21日に行われたプレミアリーグ第18節のウォルバーハンプトン戦に2-0で勝利した。15勝3分と無敗をキープし、首位を快走するリバプールにとって、この試合は今季早くも11試合目の無失点ゲーム。クラブのOBである元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、ユルゲン・クロップ監督が率いるクラブの守備力を、驚きとともに称賛した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
リバプールのシーズン最多無失点試合数の記録は、プレミアリーグ発足以前の1989-90シーズンに作られた。このシーズン、リーグ優勝を果たしたリバプールは、1年間で12回の無失点試合を演じている。しかし、この記録は間もなく塗り替えられそうだ。クロップ監督が率いる今季のリバプールは、クリスマス前に早くも11試合ものクリーンシートをファンに見せているからだ。この快進撃に、クラブOBのキャラガー氏も驚きを隠さない。
「このチームは絶対に更新されることがないと思われた守備面でのクラブ記録を更新しようとしている。後ろの選手たち、そしてクラブに来た時は、できないであろうと思っていたこと(守備面の向上)を成し遂げようとしているユルゲン・クロップを称賛したい」
昨季、リーグ戦で38失点の守備陣がさらに強固なものとなったことには、辛口解説者である元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏も「予想できなかった」と舌を巻く。
「1シーズンで50失点していたクラブが、このようになるなんて。何かとてつもないことが起きなければ、ここまでは変わらない。選手が変わったこともあるだろう。でも、それ以上に、日々の努力や守備に取り組む姿勢の結果だろう。信じられないことだよ」
今季のリバプールが喫した失点は、18試合でわずか7。これはチェルシーが2005-06シーズンと2008-09シーズンに記録したリーグの最少失点に並ぶ。このままのペースでいけば、2004-05シーズンのチェルシーの年間15失点という記録を更新することも可能だ。