「屈辱的ビッグタッチで翻弄」 バルサ“問題児FW”の爆発的スピード弾に世界騒然
デンベレが相手DFを置き去りにする圧巻のドリブルシュートで先制点を奪取
バルセロナのフランス代表FWウスマン・デンベレは、現地時間11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節のトットナム戦で見せた圧巻のドリブル弾を叩き込んだ。この一撃に海外メディアも「傑出したゴール」「DF二人を嘲笑った」と称賛の言葉を並べている。
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最終節を前にすでに首位突破を決めていたバルセロナは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシをベンチ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスをベンチ外にして臨んだが、21歳の俊足ウィンガーが本拠地カンプ・ノウを沸かせた。
0-0で迎えた前半7分、自陣左サイドでトットナムにFKを与えると、ゴール前に放り込まれたボールをクリアする。ハーフウェーライン付近で相手DFカイル・ウォーカー=ピータースがそれを回収しバックパスを試みようとするも、一瞬で詰め寄ったデンベレがボールを奪い去ると、目の前のピータースを爆発的なスピードで置き去りにし、ペナルティーエリア内でイングランド代表MFハリー・ウィンクスのスライディングを華麗にかわすと、落ち着いて左足で流し込み、先制点を奪った。
デンベレの鮮烈なドリブル弾に海外メディアも注目。米メディア「DEADSPIN」は「デンベレがトットナムのDF二人を嘲笑い、ネットを揺らした」と報じ、「ピータースを屈辱的なビッグタッチで翻弄し、ウィンクスをトレードマークのフェイントで座らせた」と、圧倒的な個のスキルを称えていた。
また、英メディア「スポーツ・バイブル」は「トットナムはアタッキングサードで得たFKから数秒後に失点を喫することになった」と綴ると、「バルサの無慈悲さはデンベレのショーによってもたらされた」と、電光石火のカウンター弾を紹介している。
スペイン紙「マルカ」も「傑出したゴール」と称賛。度重なる遅刻や素行の悪さなど問題児ぶりでメディアをにぎわせることも多いデンベレだが、ピッチ上ではその才能を遺憾なく発揮してみせた。