香川、岡崎の2ゴール競演でハリルジャパンがアフガニスタン戦6-0快勝

勝ち点7で単独2位浮上

 2点リードで後半もメンバーを代えることなくスタートしたハリルジャパンは、5分で追加点を奪う。左サイドでボールを持った香川がゴール前に走り込む原口にパス。わずかに合わなかったが、香川が拾い直すとそのまま豪快に左足を振り抜き、サイドネットに突き刺した。香川のこの日2点目のゴールで3-0とリードを広げた。香川の代表での1試合2得点は、2011年10月11日のタジキスタン戦(ブラジルW杯アジア三次予選)以来3年332日ぶり4度目。この日スタメンの原口と香川は息の合ったプレーが目立った。
 躍動する日本はゴールラッシュに出る。同12分には香川がMF山口(C大阪)にスルーパスを通すと、GKを引きつけて中央に戻す。そして、フリーの岡崎が無人のゴールに流し込んだ。続く同15分には、本田のシュートのこぼれたところを、またも岡崎が右足ボレーで押し込んで5点目となった。
 大量リードを奪ったハリル監督は実験的な選手交代を行う。同26分に、右サイドバックの酒井(ハノーバー)に代えて宇佐美(G大阪)をピッチへ。宇佐美は左のアタッカーに入り、原口が右サイドバックにシフト。すると直後の同29分、左サイドを切り崩した宇佐美が中央に入れたボールを本田が相手DFとGKと競り合いながら押し込み6点目。本田、香川、岡崎のトリオは13年のコンフェデレーションズカップのイタリア戦以来となる久々のゴールそろい踏みとなった。
 同31分には香川に代えて武藤を投入。10番はここでお役御免となった。同35分には、主将の長谷部に代わってU-22日本代表で主将の遠藤(湘南)をピッチに送り込んだ。その後も日本は攻撃の手を緩めなかった。後半41分、本田も左足で直接フリーキックを狙ったが、相手GKの好守に阻まれた。同43分には興奮したサポーターがピッチに乱入しようとして警備員に抑え込まれるハプニングがあったが、試合はこのまま6-0で終了した。
 二次予選で同組のシリア3連勝で勝ち点9のトップ。日本が勝ち点7と伸ばして2位に浮上した。ハリルジャパンは10月8日にシリアとアウェーで対戦する。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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