日本は「誰もが避けたかったポット2」 組分け決定の女子W杯を米メディア展望
女王アメリカの母国メディアが19年大会を展望 D組の日本は「2試合でGL突破決める」
来年の女子ワールドカップ(W杯)フランス大会は、現地時間8日にグループリーグ組み合わせ抽選会が行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)はD組でイングランド、スコットランド、アルゼンチンと戦うことになった。米スポーツ専門局「ESPN」は、日本を「誰もが避けたかったポット2」と紹介し、アメリカの決勝トーナメントが最悪の組み合わせになるとも報じている。
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日本は現在のFIFAランキングが8位であることから、過去2大会連続で決勝に進出していながらシード国扱いとなる「ポット1」入りを逃した。「ESPN」では、その事実に触れて「日本はポット1に入った誰もが避けたかったポット2だ」と紹介。グループ内の対戦順からも「イングランドとスコットランドが潰し合う間にアルゼンチンから勝ち点3を取り、スコットランドも倒して2試合が終わった時には決勝トーナメント進出を決めているだろう」と、日本の力を認めた予想を報じている。
一方で、グループFでスウェーデン、タイ、チリと対戦するアメリカについて「夢のようなグループは、悪夢のスタート」と報じている。スウェーデンがライバルになるものの、グループリーグ突破は難しくないという論調のうえで、24チーム6組のうち、各組2位以内と3位の上位4チームが進出する決勝トーナメントの配置が厳しいと報じた。
「アメリカが1位で通過できれば、次の対戦相手はB組の2位通過。それはドイツかスペインになるだろう。さらに準々決勝を見れば、A組を軽々と首位通過するだろうフランスがトーナメント1回戦で当たるのは3位通過チーム。(アメリカはベスト8で)その開催国との対戦になるだろう。それは2015年大会で中国と準々決勝を戦ったのに比べれば、はるかに複雑だ」
同局の見立てどおりになれば、アメリカの決勝トーナメントは強豪揃いのブロックに入ることになり、連覇は簡単ではないとの見通しだ。