ダービーで輝く香川真司 独メディアが「名場面トップ10」に“伝説のゴール”選出
2010年の2得点デビューと2015年のヘディング弾に脚光
ドイツ・ブンデスリーガは現地時間8日にシャルケ対ドルトムントの「レヴィア・ダービー」が行われる。この試合を前にドイツ各メディアが様々な特集を組むなか、現地テレビ局「Sport1」は「レヴィア・ダービー名場面トップ10」を紹介。“ダービー男”ことMF香川真司が2010年と15年に挙げたゴールがランクインしている。
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ドルトムントは2007年5月を最後にダービーでシャルケに勝てていなかったが、「Sport1」は2010年9月に敵地で香川が挙げた2得点が、その呪いからチームを“解放した”と表現。「3年間ダービーで結果を残せていなかったが、シンジ・カガワが“彼の”ボルシアをドッペルパック(1試合2ゴール)で勝利に導いた」と、3-1での勝利の立役者は香川だったと称賛。そして「身長175センチと小柄なこの日本人選手は、2015年にもヘディングでチームに先制点をもたらしている。カガワはシャルケ戦で最もゴールを挙げている」と、香川のゴールシーンを8位に選出した。
香川は2010年9月のダービーで前半19分、相手守備3枚をかわしてゴール正面近くに切れ込むと左足でファーに蹴り込み、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(現バイエルン)の牙城を崩す。ユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)はジャンピングガッツポーズを決め、香川の先制点を喜んだ。さらに香川は後半13分にも追加点。ポーランド代表MFヤクブ・ブワシュチコフスキ(現ヴォルフスブルク)からのクロスを左足のジャンピングボレーで叩き込み、チームにさらに勢いをもたらした。
ドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーは、この鮮烈な2得点が忘れられないという。先日、地元紙「Neue Ruhr Zeitung」に対し「ダービーについて考える時、最初に思い出すのはシンジに導かれて勝利した瞬間だ。この話は経験した誰もが覚えている。本当に特別だった」と振り返っていた。