英2部、乱闘で“噛み付き”騒動 決定的瞬間が拡散も…相手擁護「深刻なことではない」

ストーク・シティ対ダービー・カウンティの一戦で選手同士の乱闘で“噛み付き”騒動が起きた【写真:Getty Images】
ストーク・シティ対ダービー・カウンティの一戦で選手同士の乱闘で“噛み付き”騒動が起きた【写真:Getty Images】

ストークMFジョンソンが相手の左肩に噛み付く衝撃行動も、敵将は問題視せず

 イングランド2部チャンピオンシップのストーク・シティ対ダービー・カウンティの一戦で選手同士の乱闘で“噛み付き”騒動が起きた。過去にはウルグアイ代表FWルイス・スアレスが選手に噛み付いて長期出場停止を受けたこともあるが、今回は相手チーム側からも「深刻なことではない」と擁護される展開となっている。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

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 噛み付いたのはダービーのMFブラッドリー・ジョンソンだ。ストークが1-0とリードしていた前半33分、ストークMFエテボ・オゲネカロが退場となった後にピッチで小競り合いが起きた。ストークMFジョー・アレンがジョンソンを後ろから突き飛ばすと、そのまま二人はつかみ合う形になったが、ジョンソンがアレンの左肩に噛み付いた。この様子がテレビ中継のカメラにも映し出され、ユニフォームが伸びているのが確認できる。

 その瞬間を捉えた写真がSNSを中心に拡散して話題となっているが、当事者たちは大事になるとは考えていない様子だ。争った両選手にイエローカードが与えられたが、試合後にはストークのギャリー・ローウェット監督が些細なことだと語っている。

「ブラッドリーがジョーに噛み付いたと誰かが言い始めたみたいだけど、ジョーは大したことじゃないと言ったと思うよ。我々が何か不満を申し立てることもない。レフェリーにも何の問題もない、これ以上何か起こることは望んでいないと話した。私にとっては単なる乱闘の一部だよ」

 指揮官はさらに「ブラッドリーは素晴らしい男で、グッドプロフェッショナルだ」と噛み付いたとされるジョンソンを称え、「ジョーも深刻なものではないと言っていた」とむしろ擁護側に回っている。

 バルセロナのFWスアレスが過去に複数回の噛みつき行為を行い、長期出場停止も受けて大バッシングを受けたこともあった。今回も出場停止処分などの可能性はあるが、悪質なものとは捉えられていない珍しいケースと言えそうだ。

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