韓国メディアがG大阪FWファン・ウィジョ絶賛 「出れば決める」「韓国の新たな風」

韓国攻撃陣の新たな柱として期待の声「1トップは心配ない」

 さらにスポーツ紙「スポーツ韓国」は、「ソン・フンミンの一発だけを期待していた韓国サッカーに、新たな風が吹き始めた。最前列のFWファン・ウィジョが登場したからだ。これまではソン・フンミンへの依存度が大きかった。ソンがいない攻撃陣に多少、心配な面があったが、ファンがゴールを決めたという部分で大きな意味がある」と、ソン・フンミン頼みだったこれまでの攻撃陣に、信頼できる新たなカードが登場したと報じている。

 また、その他の韓国メディアも「“鶏群の一鶴”ファン・ウィジョ、出場時間45分、シュート1本で圧倒的な存在感を示す」(スポーツ・芸能専門サイト「OSEN」)、「ファン・ウィジョ、出れば決める。韓国サッカーの1トップは心配ない」(地方紙「慶北新聞」)と見出しを打ち、軒並みファン・ウィジョの活躍ぶりを称賛している。

 これで韓国代表は、8月にパウロ・ベント監督が就任して以降、コスタリカ戦(2-0)、チリ戦(0-0)、ウルグアイ戦(2-1)、パナマ戦(2-2)、そして今回のオーストラリア戦の引き分けと5試合負けなしとなった。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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