パス成功率“90%超え”のヴィツェル 今夏のドルトムント移籍は「最高の決断」
首位を快走するチームで存在感、クラブへの“本物の愛”を独紙で告白
今季ドルトムントに加入したベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが、早くも新天地に対し、クラブのモットーである“Echte Liebe”(本物の愛)を抱いているようだ。ドイツ紙「ビルト」が、同選手の“愛の告白”を報じている。
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夏に中国1部の天津権健から約2000万ユーロ(約25億円)でドルトムントへ移籍を果たしたヴィツェルは、すぐにチームにフィット。これまで公式戦17試合すべてでピッチに立ち、出場時間は主将のドイツ代表FWマルコ・ロイス(1474分)に次ぐ1333分。ルシアン・ファブレ監督のシステムの中心を成している。
そんなヴィツェルは「ビルト」紙に対し、「BVB(ドルトムントの略称)に移籍したことは、スポーツに関してこれまで下したなかで、最高の決断だよ! ここにいる選手より素晴らしい選手と一緒にプレーしたことはないね」と、ドルトムントをべた褒め。ドルトムントはヴィツェルの生まれ故郷リエージュまでおよそ200キロということもあり、「場所も理想的なんだ。家族も僕も、今はまた、故郷のすぐ近くに住むことができている」と、立地条件も良かったと明かした。
先日行われたバイエルンとの“デア・クラシカー”で、3-2と逆転勝利を飾ったドルトムントは、ブンデスリーガ王者相手に勝ち点7差をつけて首位に君臨する。しかしヴィツェルは「バイエルンを倒したと言っても、それだけでタイトルの話にはならないよ。これから何週間も集中していたほうがいい」と気を引き締める。
良質なパスの担い手であるヴィツェルは、ほとんどミスがないことでも知られており、ブンデスリーガでのパス成功率は94%。UEFAチャンピオンズリーグでは96%にも上る。ミヒャエル・ツォルクGMも「アクセルはピッチ上の戦略家であり、リーダーでもある。彼を獲得したのは良い選択だった」と満足感を示しており、今のところ両者は“相思相愛”のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)