過信するな、満足するな――日本代表監督が力説 東京五輪世代に求める“2大ポイント”

A代表とU-21代表を兼任する森保監督【写真:田口有史】
A代表とU-21代表を兼任する森保監督【写真:田口有史】

A代表とU-21代表を兼任する森保監督、東京五輪世代に落とし込みたいポイントに言及

 A代表とU-21代表を兼任する森保一監督は7日、11月シリーズのキリンチャレンジカップ2連戦に向けたA代表メンバー23名を選出した一方、U-21代表のUAE遠征メンバー23人を同時発表した。A代表とU-21代表を兼任する森保監督は、A代表からU-21代表へ落とし込みたい2大ポイントを明かしている。

 A代表は11月の国際親善試合で16日にベネズエラ代表(大分)、20日にキルギス代表(豊田)と対戦する。一方の東京五輪世代のU-21日本代表はUAEで行われるドバイカップU-23に参戦し、14日にU-23ウズベキスタン代表、17日にU-23クウェート代表、20日にU-23 UAE代表と3試合が組まれている。

 会見のなかで森保監督は、A代表からU-21代表に落とし込みたいポイントについて言及した。指揮官が口にしたのは、次の二つだ。

1)全てのクオリティーを上げること。技術、判断の速さ、的確な判断をもっと上げないといけない
2)技術を発揮するために球際で戦う部分、もっとインテンシティーを上げること

「これまで日本代表の監督をした方々が言ってこられたこと、インテンシティー、デュエルの部分をベースとして持ちながら、西野さんが言われたように日本人の持つ技術を発揮していくというのを東京五輪世代の選手に伝えていきたい」

 今回は両代表の試合日程が重なるなか、A代表とU-21代表の両方でコーチを務める横内昭展氏がUAE遠征で代行監督を務め、和田一郎氏は引き続きコーチとしてチームを支える。森保監督も「そうした意味で、A代表のコーチとして9月、10月の試合を経験したコーチがUAE遠征に行って感覚的に伝えるというのは、チームとして大きな経験であり、より高いものを求められる」とチーム作りを見据える。

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