マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが26日にアウェーで行われる欧州チャンピオンズリーグプレーオフのクラブ・ブルージュとの第2戦で公式戦5試合連続でベンチ外となり、大きな波紋を呼んでいる。スペイン地元紙「マルカ」は「デ・ヘアはユナイテッドで依然として氷漬け」と見出しで報じている。
　デ・ヘアは7月29日のアメリカでのプレシーズンマッチ、パリ・サンジェルマン戦を最後に約1ヶ月間、実戦でプレーしていない。昨季のチームMVPの鉄壁守護神はブルージュ戦もメンバー外となり、リーグ戦3試合、CLプレーオフの2試合、合計5試合で登録メンバーから外れている。
　デ・ヘアは2016年6月にユナイテッドと契約満了となるが、契約延長交渉に応じていなかった。レアル・マドリード移籍を熱望し、年俸などの条件面で合意に達していたとレポートされていたが、クラブ間交渉では違約金で大きな差があり、交渉は暗礁に乗り上げていた。
　ルイス・ファン・ハール監督はデ・ヘアと会談を持ち、プレーさせるにふさわしい状況ではないという結論に達したと説明していた。世界屈指の名手に成長したデ・ヘアはこのまま移籍市場終了まで出場機会を手にすることはできないのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images