「殴り合い」制した川崎、J1連覇へ近づく5得点 エースが“PKの呪縛”を解き放った意味

川崎FW小林悠【写真:Football ZONE web】
川崎FW小林悠【写真:Football ZONE web】

イニエスタ擁する神戸に5-3と勝利、2位広島との勝ち点差は「4」に開く

 最終スコアは5-3。首位の川崎フロンターレと元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ擁するヴィッセル神戸が相対した一戦は、「殴り合い」(フアン・マヌエル・リージョ監督)の末に川崎が力の差を示して勝ち点3を積み上げた。

 今季リーグ戦初ゴールとなったMF齋藤学の同点弾、華麗なパスワークで奪ったMF大島僚太の逆転弾、鮮やかな切り返しからゴールに流し込んだDFエウシーニョのダメ押し弾。川崎に数々の素晴らしいゴールが生まれたなか、この日最初のゴールとなるPKを決めたのが主将のFW小林悠だった。

 思い返せば、小林は直近の試合で得たPKを二度外していた。9月26日に行われた延期分の第18節・湘南ベルマーレ戦(0-0)で真正面に蹴って防がれると、前節の鹿島アントラーズ戦(0-0)では完全に蹴る方向を相手に読まれて失敗。エースとしてチームを勝利に導かなければいけない存在からすれば、この二度のPK失敗は悔やんでも悔やみきれない結果だったことは間違いない。

 だからこそ今回、PKの場面が来た時に自分が蹴るべきなのかと葛藤した。

「試合前にも鬼さん(鬼木達監督)に、あまりプレッシャーを感じているようだったらアキ(家長昭博)と話して、お互いでどちらが蹴るかを決めろと言われていたんです。PKになった時、自分は蹴りたかったですけど、チームのことを考えても自分が蹴っていいのかという葛藤があった。だから自分からアキくんに話しかけて、アキくんが蹴ると言ったら譲るつもりでした」

 しかし、家長から帰ってきた言葉は自身への信頼の一言だった。

「アキくんに『蹴りますか?』と聞いたんですけど、アキくんが『フロンターレのエースはお前なんだから』みたいに言ってくれた。また(中村)憲剛さんも『自分で乗り越えなければ、お前が乗り越えなければダメだぞ』と言ってくれた。だから自分でしっかり自信を持って蹴りました」

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