日本サッカーの成長へ GK権田が訴えるレベルアップの必要性「永嗣さんみたいに…」

「日本代表のGKが世界レベルと対等に渡り合うのは難しい」と現状の課題を指摘

 もっとも、権田の日本代表キャップ数は3。最後に日本代表のゴールマウスを守った2015年3月27日のキリンチャレンジカップ・チュニジア戦(2-0)から、3年7カ月もの時間が経過している。現在のJリーグにおいて、トップレベルのパフォーマンスを見せている日本人GKであることに疑いの余地はないが、本人の言葉からはむしろ“危機感”さえ感じさせる。

「僕自身がもっとレベルを上げないと。変な話、僕が日本代表に入っているくらいだったら、日本代表のGKが(川島)永嗣さんみたいに世界レベルと対等に渡り合うのは難しい。こうやって呼んでもらっていますけど、レベルアップしていくことが大事。試合に出る、出ない関係なしにやっていきたい」

 ワールドカップの日本人歴代最多出場記録(11試合)保持者の一人で、ベルギー、スコットランド、フランスと海外を9シーズン渡り歩いているGK川島永嗣(ストラスブール)を引き合いに出し、個々の成長の必要性を訴えた権田。10月シリーズの2試合で出場機会をつかむことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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