浦和FW興梠が神戸戦ゴールに安堵 名手イニエスタへの思い吐露「レッズにいたら楽しそう」

興梠が“イニエスタ級”のパスを要求したいと名指しした2選手は?

 しかし、そのファブリシオは9月1日のセレッソ大阪戦で全治7カ月の重傷を負ってしまった。再び、興梠がゴールを奪わなければチームが立ちいかなくなる状況が生まれていた。

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「前目の選手が点を取ればチームに勢いはつくんですけど、自分がちょっと不調な時にファブリシオが点を取ってくれていたので。彼が怪我をしていなくなったということは、自分に点を取る仕事がより明確になったし、そういうなかで今日に点を取れたのは良かったですね」

 7月、神戸が元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを獲得し、この日のチケットが爆発的に売れて完売となった。イニエスタ本人は浦和戦を欠場したが、5万5000人を超える大観衆になった。

 興梠は「みなさんイニエスタを見に来たと思いますし、個人的にも残念でしたけど、それはサポーターもそうだと思うので、少なくとも良い思いで帰ってほしかった。4点も取れて、少しは楽しんでもらえたと思う」と、スタジアムに詰めかけた観客にも思いを巡らせた。

 柏木の絶妙なパスからゴールを陥れた興梠は「陽介じゃないとあんなパスは出せない」と絶賛した一方、「イニエスタがレッズにいたら二人からパスが出てきて楽しそうだなと思うので、青木(拓矢)と(長澤)和輝に要求していきたいですね」と、ちょっとした冗談も飛び出した。

 長いトンネルを抜けた浦和のエースは、AFCチャンピオンズリーグ出場権を目標に戦うリーグ戦の最終盤で、再びゴールを量産しそうな気配を漂わせている。

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