鹿島が天津権健から2ゴール、2戦合計4-0で後半へ 初のACL4強へ大きく前進

準々決勝の第2戦は前半2-0で後半へ(写真は第1戦のもの)【写真:Getty Images】
準々決勝の第2戦は前半2-0で後半へ(写真は第1戦のもの)【写真:Getty Images】

セルジーニョ、安部のゴールで中立地での第2戦を2-0で折り返す

 鹿島アントラーズがクラブ史上初のアジア4強に大きく前進した。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は18日に準々決勝の第2戦が行われ、鹿島は天津権健(中国)に敵地で2-0とリードを奪い、2戦合計を4-0として前半を終えた。

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 8月28日の第1戦で、鹿島はホームに天津を迎え撃ち2-0の完勝を収めた。この第2戦は、勝利や引き分けはもちろんのこと、敗れても1点差なら無条件、2点差をつけられてもアウェーゴールを奪っていれば突破という有利な状況で、アウェー(会場は中立地のマカオ)に乗り込んだ。

 ホームで2点を追う状況の天津は、いきなり猛攻に出た。前半3分、左サイドからのクロスをニアサイドでつなぐと、ゴール正面の元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが強烈な右足ボレー。これはGKクォン・スンテの正面に飛び、鹿島は冷や汗をかいた。

 そうしたなかで、鹿島は大きな先制点を手にした。同13分、右コーナーキックからMF遠藤康がゴール前にボールを入れると、合わせたのは相手GKの前に立っていたFWセルジーニョ。GKを抑え込むようにしてヘディングで流し込み、1-0と先制した。

 その後、同24分には天津がセットプレーから立て続けに鹿島ゴール前に迫る。クォン・スンテがパンチングで弾いたボールをペナルティーエリア外からパトがボレーで狙ったシュートは、DF内田篤人がゴールライン上でクリアして同点ゴールを許さなかった。

 すると同27分、鹿島はその内田が攻撃参加して右サイドを切り崩すと、マイナスの折り返しをMF安部裕葵が蹴り込んで追加点。この試合を2-0とし、安全圏とも言える2戦合計4-0にリードを広げ、前半を終えた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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