「メディアを批判的に見ている」 苦境のドルトムントMFゲッツェ、周囲の雑音を一蹴
批判を嘆いたヴォルフスブルクのラッパディア監督に共感「心から同意する」
ドルトムントのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、監督と選手に対するメディアの対応を批判。雑音に左右されないように、距離を置いていると明かした。「Omnisport」のインタビュー内容を、ドイツメディア「spox.com」などが伝えている。
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「メディアはいつも直近の試合しか評価しない。選手も監督も直近の試合でしか評価されない。だから僕はメディアのことを、ものすごく批判的に見ている」
こう主張したゲッツェは、2試合を終えただけで批判を繰り広げるメディアからの扱いを嘆いていたヴォルフスブルクのブルーノ・ラッバディア監督に関しても「心から同意する。彼の意見にとても共感するし、そうだと思う」と同調した。
ゲッツェ自身、ドルトムントからの禁断の移籍やバイエルンでの不遇、代謝異常での長期離脱など、様々な形でメディアに取り上げられてきた。それだけに、雑音に振り回されないために長期的な目標にフォーカスすべきだと考えているようだ。
「僕は気が散らないよう、自分自身に集中できるよう、できるだけそういうことを読んだり聞いたりしないようにしている。長期にわたって良いサッカーを見せること、シーズンを通じてポジティブな感触を得ることだね」
今季最初公式戦出場となった8月20日のDFBポカール1回戦・グロイター・フュルト戦(2-1)では、先発出場して後半19分までプレー。しかし、リーグ戦では開幕節のRBライプツィヒ戦(4-1)、第2節ハノーファー戦(0-0)でメンバーに入るもベンチを温めるだけに終わった。
ルシアン・ファブレ新監督はシステムと中盤の人数の多さから、ゲッツェ起用は厳しいとの見解を示しており、現地14日の第3節フランクフルト戦での出場も不透明。メディアの報道が過熱しかねない状況だが、小さな司令塔はこの苦境を乗り越えられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)