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韓国紙がG大阪FWファン・ウィジョに注目 「1065日ぶり」のA代表ゴールなるか
A代表でのゴールは3年前の1得点のみ 11日のチリ戦で沈黙を破れるか
韓国では今、ガンバ大阪所属の韓国代表FWファン・ウィジョへの期待が高まっている。ファン・ウィジョが国際Aマッチでゴールを決めたのは、2015年10月13日、ジャマイカ代表との親善試合。3年前の1得点が最初で最後となっている。
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先日のアジア大会で9得点を決めチームを金メダルに導いた活躍が認められ、A代表に復帰。7日のコスタリカ戦には後半22分から途中出場を果たしたものの、ノーゴールのままだった。国際Aマッチ「12試合1得点」が、現在のファン・ウィジョの公式記録だ。
韓国スポーツ紙「日刊(イルガン)スポーツ」は、「1065日間、Aマッチでゴールがない沈黙のファン・ウィジョ、チリ戦でそれを破ることができるか」と、11日のチリ戦に向けて注目している。
同紙は「アジア大会で7試合もプレーしたファン・ウィジョには体力的な配慮があった。明日のチリ戦では先発出場の可能性が大きい」と伝え、「チリ戦でゴールを決めれば、2015年10月13日のジャマイカ戦以来、“1065日”目となる」と、ゴールへの期待を込めた。
ただ、アジア大会とA代表の試合は「次元が違う」とレベルの差があることも伝えながら、「FIFAランキング12位の強豪チリを相手に、ファン・ウィジョがA代表でも通用するプレーができるのかを確認する重要な試合になる」と、韓国代表FWとして認められるには、ここで結果を残すしかないことも強調していた。
好調を維持しているファン・ウィジョのゴールが、再び見られるのか注目したい。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。