ポドルスキの“足裏タックル”一発退場、神戸監督も衝撃「まさかレッドが出るとは…」

(左から)ヴィッセル神戸の吉田監督、MFポドルスキ【写真:Getty Images】
(左から)ヴィッセル神戸の吉田監督、MFポドルスキ【写真:Getty Images】

前半終了間際、体を投げ出したポドルスキのタックルが危険と判断されてレッドカード

 ヴィッセル神戸は1日のJ1第25節北海道コンサドーレ札幌戦で1-3と敗れた。前半終了間際に神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが一発退場となった場面について吉田孝行監督は「まさかレッドが出るとは……」と驚きを隠せない様子だった。

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 スコアが動いたのは前半11分だった。MF駒井善成がクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだFW菅大輝が頭で合わせてホームの札幌が先制。劣勢の神戸は先発した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを中心に攻撃を仕掛けたが、なかなかゴールには至らないまま時間が経過する。

 そして前半アディショナルタイム3分にその場面は起きた。神戸が左サイドのスローインを得るとDFアフメド・ヤセルがボールを投げ入れてポドルスキがトラップ。しかし、コントロールを失敗してボールがこぼれると、札幌MF深井一希が反応。ポドルスキはボールを奪われまいと体を投げ出し、激しいタックルで深井を倒した。これが足裏を見せた危険なタックルと判断され、主審は躊躇なくレッドカードを掲げて一発退場の判定。驚きの表情を浮かべたポドルスキは主審に抗議したが、結局判定は覆らなかった。

 試合は後半5分にFW都倉賢の追加点で札幌が2-0とリードを広げたなか、同34分に神戸もFW長沢駿の移籍後初ゴールで1点差に詰め寄る。しかし、後半38分にDF福森晃斗のFKが決まり、札幌が3-1と勝利した。

 試合後、神戸の吉田監督は「立ち上がりから、前線のプレスがあまり掛かっていかなかったので、対角線のロングボールで揺さぶられてだいぶピンチを招いた」と分析。また試合の流れを大きく左右したポドルスキの退場については、「もちろんイエローだなとは思いましたけど……」と触れつつ、「まさかレッドが出るとは思いませんでした」と正直な胸の内を明かしている。

 指揮官にとっても“まさかの一発退場”でゲームプランが大きく狂った神戸。前節の横浜F・マリノス戦(0-2)に続く連敗で一時の勢いが衰えつつある。

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