「ファン・ウィジョは魔法を見せている」 G大阪の韓国代表FWが“兵役免除”の救世主に?

今大会5ゴールを挙げ、得点ランク首位を快走しているFWファン・ウィジョ【写真:AP】
今大会5ゴールを挙げ、得点ランク首位を快走しているFWファン・ウィジョ【写真:AP】

開催国インドネシアのメディアが特集、得点ランク首位を快走する活躍

 U-23韓国代表は現地時間23日、インドネシアで行われているアジア大会の決勝トーナメント1回戦でU-23イラン代表と対戦し、2-0で勝利を収めた。兵役免除のため金メダル獲得を目指す韓国を救ったのは、オーバーエイジ(OA)枠で招集されているガンバ大阪のストライカー、FWファン・ウィジョだった。

 0-0で迎えた前半40分、左サイドからのグラウンダークロスをゴール正面で受けたファン・ウィジョは、右足で冷静にゴールへと流し込み、チームに貴重な先制点をもたらした。Jリーグでも活躍する点取り屋はこれで今大会5ゴールとし、得点ランキングトップを快走し、チームを力強く牽引している。

 開催国インドネシアのスポーツ専門サイト「bola.com」も、ファン・ウィジョの活躍にスポットライトを当てている。

「準々決勝に進んだ韓国の勝利は、ファン・ウィジョの貢献なしに語ることはできない。グループリーグの初戦からファン・ウィジョは魔法を見せ続けている。今大会は彼の持つ鋭さを証明する絶好の機会となっている」

 韓国はアジア大会で金メダルを獲得すれば兵役免除となるため、ファン・ウィジョのほかFWソン・フンミン(トットナム)、GKチョ・ヒョヌ(大邱FC)と3人のOA選手を呼び、23歳以下の選手でもイ・スンウ(ヴェローナ)、ファン・ヒチャン(ザルツブルク)と海外組を招集するなど、優勝へ向けて執念を燃やしている。このまま頂点への駆け抜けられるのか。好調を維持するファン・ウィジョのパフォーマンスが、悲願達成の鍵を握りそうだ。

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