チェルシーでの活躍に懐疑的な意見を持つサポーターや解説者も多い中、モウリーニョ監督はファルカオに対し賛辞を贈った意外な人物の名をあげた。マンUのルイス・ファン・ハール監督だ。
「実は2週間ほど前に、ミスター・ファン・ハールと話したんだ。彼は言っていたよ、ファルカオは人としてもプロとしても、ネガティブな要素など一切なかったとね。私自身も、彼がやってきてから、その素晴らしいプロフェッショナル性を理解するのに難しくはなかった」
　1年のみの指導となったファン・ハール監督だが、ファルカオのチーム内における姿勢については、高く評価していたようだ。モウリーニョ監督は、ファルカオの存在意義を強調し続けた。
「彼は常にチームを重んじ、チームのために働くことを惜しまない。私は、彼が今季の我々にとって重要な存在となると確信している」
　リーグ2連覇を狙う「スペシャル・ワン」にとっての王位死守の切り札が、昨季のリベンジに燃えるファルカオなのかもしれない。