クロースがエジルの代表引退声明を批判 「人種差別はなかったと分かっているはず」

騒動をW杯早期敗退の言い訳にするのは「恥ずかしいこと」

 引退を決意した理由に人種差別を挙げていたエジルだが、クロースは「代表にもDFBにも人種差別などなかったことは本人が分かっているはずだ」と話す。「まったくその逆で、僕らはいつだって信念を持って、多様性とインテグレーションに力を入れている。メストは他の選手と同様、その良い例だった」と人種差別は存在しなかったと強調した。

 エルドアン大統領との一件が、W杯でのチームに及ぼした影響については、「メストとイルカイ自身がすでに気にかけていたと思う」としながらも、「僕としては、チームがこのような議論を盾に言い逃れをしたり、今回のことを敗退の理由にするのは恥ずかしいことなんじゃないかと思っている」と、騒動を言い訳にしてはいけないとの見解を示していた。

 W杯で苦杯を嘗め、国内メディアから「崩壊」「赤っ恥」と散々に酷評されたドイツ代表。9月にUEFAネーションズリーグでフランス代表との対戦を控えるが、W杯王者を相手に良い形で勝利を収め、一連のゴタゴタを払拭することができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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