「たとえ宿敵であっても…」 闘将シメオネ、レアル移籍の愛弟子クルトワへ”粋な言葉”
アトレチコ時代に師弟関係だった二人が、今季からマドリードのライバル同士となる
ベルギー代表GKティボー・クルトワは、今夏にチェルシーからレアル・マドリードに移籍。移籍金3500万ポンド(約50億円)、6年契約のビッグディールとなったが、アトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督は、宿敵のもとで新たな挑戦に挑む愛弟子に粋なメッセージを送った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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クルトワは2011年、チェルシーからレンタルでアトレチコに加入。マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの後釜として初年から正守護神の座に就いた。シメオネ監督も同年のシーズン途中に新指揮官となり、クルトワとともに、2011-12シーズンにUEFAヨーロッパリーグ、翌年は国王杯、13-14シーズンにはリーガ制覇とタイトルを獲得してきた。
クルトワが2014年にチェルシーへ復帰したため、師弟関係は解消。新シーズンからは愛弟子がライバルとして立ちはだかることになるが、シメオネ監督はクルトワに感謝の意を示している。
「彼は我々のために、素晴らしいプレーを披露してくれていた。彼には彼の考えがあり、我々にできるのは皆を尊重することだ。我々のために頑張って働いてくれた人々のことは、いつまでもちゃんと覚えている。そこに変化など生じない。たとえ宿敵であってもね」
マドリードを本拠とするクラブ同士、互いに負けることが許されないライバル関係となったが、アトレチコで築いた信頼関係が色褪せることはなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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