スロベニア1部ムラの10番MFコーテルが芸術的ゴール、相手GKの目の前でスキル披露

　8月5日に行われたスロベニア1部第3節で驚愕のゴールが生まれた。NSムラがNKドムジャレに5-1と勝利したなか、NSムラの10番を背負うスロベニア人の24歳MFニノ・コーテルが芸術的なゴールを決めて各国メディアから称賛を浴びている。

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　本拠地でドムジャレを迎え撃ったムラが開始早々の6分に先制ゴールを奪うと、後半途中まで4-1と優位に立った。そして迎えた後半32分、コーテルの一撃で会場が騒然となる。

　ハーフウェーライン付近からボールを運ぶ味方が、正確なスルーパスを相手最終ラインの裏に通すと、絶妙なタイミングで飛び出したコーテルが相手ゴール前でパスを受け、そのままドリブルでエリア内に侵入。相手GKと1対1の場面を迎え、右足でシュートを放つかと思いきや、ボールを自身の左側に流すフェイントを繰り出す。

　ここまでは至って普通だが、コーテルは左足でシュートを打つ素振りを見せつつ、ボールをまたぐ。もはやシュートは不可能かと思われたが、素早く右足を自身の後ろ側から回し、芸術的なラボーナ（軸足の後ろで足を交差させるキック）を披露し、鮮やかにゴールを陥れた。

これがダメ押し弾となりNSムラが5-1と完勝したが、コーテルの鮮やかすぎるトリック弾は世界中から脚光を浴び、イタリアやスペインをはじめ各国メディアから賛辞が届いている。