本田圭佑の魂を受け継ぐ“後継者” 原口元気がW杯優勝表明「4年あれば狙える」

「2カ月で自分たちはここまで来れたんだから…」

 そのなかで本田は「まだ優勝と口にする若手がいない」と口にしていたが、大会直後に後継者の一人がすぐさま現われた。その男は、ベルギー戦で50メートルのスプリントから先制弾を叩き込んだ原口だ。早くも2022年カタールW杯を見据えている27歳のアタッカーは「まだ4年ある」と切り出すと、次のように続けた。

「2カ月で自分たちはここまで来れたんだから、4年あれば優勝を狙えるチームを作れる可能性はある」

 4月にバヒド・ハリルホジッチ監督が電撃解任され、西野朗監督が緊急就任。ロシアW杯まで残り2カ月というなかでの監督交代劇となったが、チームは短期間で急成長を遂げた。当事者の一人である原口の中には「2カ月でここまで来れた」という確かな感触があるようだ。だからこそ、4年後のW杯に期待を膨らませる。

「あの差を見たらすぐに優勝狙いますとは言えないけれど、可能性がゼロじゃない限り、4年後はそこ(W杯優勝)を目指してやっていきます」

 W杯優勝を目指してやっていく――。原口は本田の意志を受け継ぐように宣言した。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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