宇佐美はハリル体制で機能するか 代表通算44得点を挙げる岡崎の考察

岡崎が語る、ハリルジャパンでの宇佐美の伸びしろ

 

 昨年のブラジルW杯で1次リーグで敗退し、今年のアジア杯でも8強で大会を去った。日本代表をレベルアップさせる存在になり得るのか。岡崎はハリルジャパンにおける宇佐美の伸びしろについて言葉を重ねる。

「それは個人ではない。チームとしてフリーでボールを受けられる形をつくれたらいい。あいつも、もうちょっと裏を狙えば、もっとシュートまでいく形ができると思う。チームとしてやっていけば今後よくなっていくと思う」

 岡崎、本田、香川、そして、左サイドバックの長友を含めた4人にはあうんの呼吸が存在する。宇佐美をフリーな形でボールを持たせるためのボール回 し、崩しというイメージをチームとして持つことの重要性を指摘した。

 そして、宇佐美自身にはDFラインの裏のスペースをより積極的に狙うことを岡崎は要求している。

 現在の代表には柴崎、香川、そして、本田という前線にパスも出せるタイプの選手がいる。絶え間ない動き出しでDFラインの隙を狙う岡崎同様に、「裏」という意識を宇佐美が持つことで、チームとしても崩しのバリエーションを増やすことができるのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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