フランス1部の残留争いで“30mミサイルFK”炸裂! 仏紙「ロベカル流」の弾道と感嘆

リールMFビスマが、約30メートルの位置からスーパーゴールを決めた(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
リールMFビスマが、約30メートルの位置からスーパーゴールを決めた(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

リールMFビスマがチームを敗戦危機から救うFK弾を叩き込む

 フランス1部リーグ・アンは今季も残り2試合となっているが、残留争いが激しさを増している。日本代表GK川島永嗣が所属するメスは、現地時間6日に行われた第36節アンジェ戦(1-2)で後半アディショナルタイムに2点を失う悲劇的な敗戦で降格が決定したが、15位のカーンから自動降格となる19位トロワまで、勝ち点「5」差の中に5チームがひしめく大混戦となっている。

 そうしたなか、メスが降格した同じ日に行われたトゥールーズ対リールの残留争いのライバル同士の一戦で、劇的な逆転劇を呼び込んだスーパーゴールが話題となっている。

 前節終了時点で19位のリールが、残留圏内の17位トゥールーズの敵地に乗り込んだ一戦。1-2と1点のリードを許し、まさに崖っぷちの状況で迎えた後半35分だった。ゴール正面やや左、約30メートルの位置で得たFKのチャンス。距離的に直接ゴールを狙うにはやや遠かったものの、キッカーを務めたマリ代表MFイブ・ビスマは長い助走を取り神経を集中させる。そして思いきり右足を振り抜くと、弾丸ショットが2枚の壁の左側を巻くように抜けてゴール左隅に突き刺さった。

 この一撃をフランスメディア「Football365」は、「約30メートルのフリーキックを叩き込みイブ・ビスマが同点ゴール! 彼の右足のシュートは強力で、ボールはトゥールーズの壁を回るように抜ける」と速報。フランス地方紙「La Voix du Nord」も「ビスマのミサイルFK」と伝えつつ、壁の外側から巻いてゴールを射抜いた一撃を、「“ロベルト・カルロス流”のミサイルを(GK)ラフォントのゴールに送った」と報じた。

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