中村俊輔を信頼したストラカン監督 闘将との確執話で“セルティックの軸”と回顧

「チームは機能していたんだ。ペトロフもナカムラも絶好調で…」

 一方、09年にセルティックを離れ、その後スコットランド代表監督も務めたストラカン氏は、当時をこう振り返っている。

「そんなことは全くない。自分はロイに分かってほしかったんだ。彼はセルティックに来た時に、6週間プレーしていなかった。そして、私のチームは機能していたんだ。ペトロフは絶好調で、ナカムラも絶好調だった。だから、彼らには動揺してほしくなかったが、彼にも場所はあるだろうと言ったんだ」

 セルティックの中盤ではすでに、ブルガリア代表MFでキャプテンのスティリアン・ペトロフ、そしてレッジーナからやってきた中村が中心となり、華麗な連携を見せていた。ユナイテッドで一時代を築いた百戦錬磨のキーンに対し、セルティックでの出番を確約できない理由として、日本のファンタジスタの名前が挙げられていたという。

「彼は頷いていたと思う。それで十分だったんだ。私は彼がいてくれて素晴らしかった。今でも素晴らしい関係は続いているんだ」

 ストラカン監督はこう語ったと同紙は伝えているが、08-09シーズンを最後にセルティックを去った中村の名前が、スコットランド紙に思わぬ形で取り上げられていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング