湘南MF梅崎、10年過ごした埼スタに涙の帰還 「想像していなかった」浦和“7番”の歓迎

湘南ベルマーレのMF梅崎司は、昨季まで10年在籍した浦和レッズとの古巣対決で試合終盤に途中出場【画像:Football ZONE web】
湘南ベルマーレのMF梅崎司は、昨季まで10年在籍した浦和レッズとの古巣対決で試合終盤に途中出場【画像:Football ZONE web】

今季湘南に移籍し初の古巣対決 「違和感しかなかった」

 赤の背番号「7」ではなく、黄緑の背番号「7」として埼玉スタジアムにやってきた。湘南ベルマーレの元日本代表MF梅崎司は、昨季まで10年在籍した浦和レッズとの古巣対決で試合終盤に途中出場。試合後に浦和サポーターに挨拶をすると、温かい声援に涙ぐんだ。

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 梅崎は今年に入ってから湘南への完全移籍が発表されたため、サポーターに直接移籍を報告することはできないでいた。1月に自身の著書が発売となった際のイベントをさいたま市内の書店で行い、その時には100人以上の浦和サポーターが駆けつけて、涙ながらに移籍を報告したことはある。しかし、この日の来場者数は3万3000人を超えるもの。その心残りは、試合後に「自発的なもの」という場内を一周しての挨拶に表れた。

 そもそも、10年間ホームスタジアムとして戦ってきた埼スタにアウェーチームとして来ること自体が新鮮で、特別なことだった。ここではホームとアウェーのロッカールームは、全ての向きが反対に設計されている。そうした環境に「違和感しかなかったですね(笑)」と振り返る。何しろ「大分(トリニータ)の時に一度来ましたけど、ずっと昔のことで覚えていなかった」というくらいだ。ウォーミングアップのピッチに出た時点で、「入った瞬間に、何か懐かしい感じと変な感じが入り混じってね」と苦笑いするしかなかった。

 試合は、湘南が1点をリードして試合終盤を迎えた。攻撃的な選手だけに、梅崎の出番はないかに思われた。それでも、残り5分でベンチに呼ばれたのは梅崎だった。湘南の曺貴裁監督は、その投入にあたっての意外な一幕を試合後に明かした。

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