「そこにウソは一つもない」 浦和DF槙野、“恩師”ハリルホジッチ氏への思いを吐露

「選手がバラバラになることはなかった」

「僕たち選手は、監督を信じてワールドカップのため、日本のためとやってきた。難しいアジア予選も1位で突破した。遠征で非常に強いブラジルとベルギーに2敗した。3月の遠征で対戦したマリもウクライナも非常に強いチームで1勝もできなかった。そのなかで選手がバラバラになることはなかったし、各ポジションで良い競争が合宿でもあった。事細かに、毎日2回くらいミーティングをするように、選手とスタッフの距離は近かったし、話し合いにポジティブな面もあった」

 そして、槙野は日本代表に定着するようになって受けてきた指導へ感謝の言葉を述べた。

「個人で言えば、今まで育ててもらったし、プレーも考え方も大きく変わった。浦和のプレーや指導者もあると思うけど、ここにいられるのはハリルホジッチさんの厳しい言葉やお褒めの言葉があってこそ。僕は凄く感謝している。だから一緒にワールドカップにという思いは強かった」

 西野朗新監督の体制についても、「西野さんになっても、ワールドカップのため、日本のためにしっかりとやらなきゃいけないのは変わらない」とワールドカップへの強い気持ちを語った槙野。日本サッカー界の話題を集めたハリルホジッチ氏の会見だったが、余波を受けた形の槙野は自身の思いを口にしつつ、しっかりと前に目を向けていた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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