ウェールズ代表監督がベイルを擁護 「彼はピッチで無視されている」

「ピッチ上の選手の問題だ」

 ユベントスとの今季欧州CL準決勝敵地初戦は、左足ふくらはぎの故障明けで迎えた。だが、チームも敗れ、自身も低調なパフォーマンスに終わり、批判はさらに高まった。
 コールマン監督はこう分析する。
「彼は初戦後にひどく批判された。でも、素晴らしいポジションにいても、ある選手からボールがこない場面もあった。アシスタントコーチのオシアン(ロバーツ)から電話があった。“君が何を話そうとしているのか、分かる。彼らは彼にパスを出さない”と話した。カルロ・アンチ ェロッティのせいではない。これはピッチ上の選手の問題だ。彼は無視されているかのように見えた」
 1-1ドローに終わった第2戦では、強烈なミドルシュートや惜しいヘディング弾などで、イタリア代表GKジャンルイジ•ブッフォンの牙城を脅かすなど、意地を見せた。
「ベストを尽くすしかないが、我々のチームでは彼がいいポジションにいれば、パスを出す。マドリードではそうは思わない。彼がハードワークをしないという理由ではないと思う。私はロナウドだけを言及しているのではない。マドリードの攻撃面を見た時に、なぜボールを受けられないのか悩んでしまう。マドリードはシーズン終盤に連係不全に陥っていた。連動性もなかった。ギャレスはそれに苦しんでいた」
 コールマン 監督はまな弟子を擁護しながらも、クラブワールドカップ優勝後、終盤戦に失速し、バルセロナに逆転を許した白い巨人に厳しい視線を送っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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