ウェールズ代表監督がベイルを擁護 「彼はピッチで無視されている」

「彼の全てを見ている」

 レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、地元メディアから今季主要タイトルを逃した一因としてバッシングを受けてきた。だが、ウェールズ代表のクリス・コールマン監督は全面的に擁護。他の選手が「ベイルを無視している」と主張し、英地元テレビ「ITV」が報じている。
「私はギャレスの全ての試合を見ている。試合では監督として1人の選手を見ているわけではないとも言わせてもらう。だが、あまりにも多くの焦点が彼に集まり過ぎている。もしも、彼がミスをすれば、大事になる。クリスティアーノにパスを出さずに、彼が反応し、何かジェス チャーを出せば、それは大事件になる」
 コールマン監督は、代表のエースをそうかばった。ウェールズ人指揮官は、フルハム時代に元日本代表MF稲本潤一を指導した。2007年からレアル•ソシエダを率いた経験を持ち、スペインサッカーに対する造詣も深い。
「私はロナウドが不調な試合も数多くみた。イスコが不調な試合もだ。彼らはハメス・ロドリゲスに大金を支払い、多くを回収できていない。でも、批判を受けるのはギャレスだ」
 ベイルは、2013年夏に史上最高額の移籍金でトットナムからレアルに移籍した。昨季は国王杯決勝バルセロナ戦と、UEFAチャンピオンズリーグ決勝アトレチコ・マドリード戦で優勝を決定付けるゴールを決める活躍を見せた。通算22得点でヒーローとなったが、今 季は公式戦17得点10アシストという数字を残しながらも、史上最高額の移籍金男という重い責任ゆえに、サポーターとメディアからの風当たりは極めて強くなっている。

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