INAC副将・伊藤美紀が描く理想のボランチ像 “挑戦の2018年”に掲げた課題とは?

2013年以来のリーグ優勝へ向けて、チームを引っ張る働きが期待される【写真:井上智博】
2013年以来のリーグ優勝へ向けて、チームを引っ張る働きが期待される【写真:井上智博】

「今年はリーグ戦で優勝したい」

「なでしこに入って試合に出たいという気持ちはもちろんあります。でも、そこにたどり着くためには、技術や判断、まだまだ足りていない部分が多い。(なでしこチャレンジの)合宿に行っても感じたし、アジアカップをテレビで見ていても自分との違いを感じました。チームの練習、試合でそれができるようにならなければ選ばれることはまずないので、自分のやれることを増やして、チームを勝たせられるようになってから、ですね」

“チームを勝たせる”という意味では、2013年以来となるリーグ優勝を果たせるかが一つの指標になるだろう。伊藤自身、リーグタイトルに懸ける気持ちは強いという。

「自分が(2014年に)INACに入団してからリーグ優勝できていません。皇后杯で優勝はしていて、やっぱり優勝した瞬間は嬉しいし、やりきった思いは強くなる。今年はリーグ戦で優勝したいし、今の自分たちならカップ戦も皇后杯も絶対に獲れると思うので、チーム一丸となって、一つひとつ目の前の試合にこだわって勝ち続けたいです」

 新たな勝利の美酒の味を知った時、伊藤はまた一つ大きな成長を遂げているはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング