悩める悪童、マリオ・バロテッリの行く末は一体どこにあるのだろうか。リバプールで戦力外となっているイタリア代表は現在スペインリーグ移籍を希望していると、衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
　バロテッリはリバプールでプレシーズンツアーの帯同メンバーから外され、他クラブからのオファーもほとんど届いていない状況の中、セリエA・サンプドリアへの加入がうわさされていた。元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノも後輩へ誘いのメッセージを送ったとも報じられていたが、どうやら本人は乗り気ではないようだ。
　バロテッリはイタリア復帰を希望せず、未だプレー経験のないリーガ・エスパニョーラへの挑戦を希望しているという。その中でも欧州ヨーロッパリーグで2連覇中で、今季はチャンピオンズリーグに出場するセビージャでプレーしたいと考えているようだ。
　セビージャには今季イタリア代表FWチーロ・インモービレが新加入。バロテッリの移籍が実現すれば、前線でイタリアコンビが結成される可能性もある。インテル、マンチェスター・シティ、ミラン、リバプールと名門を渡り歩く中、行く先々で監督との衝突や素行の悪さからピッチ外で騒動を起こしてきた問題児バロテッリ。自らの行為で自分の首を占めている格好だが、そんな苦境のバロテッリに対し、スペインの強豪は手を差し伸べることはあるのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images