ミランには“悲報”? アンチェロッティ監督の来季は「続投」か「休養」

自身の希望を明確にした指揮官

 2年連続で欧州のカップ戦出場権を手にできなかったミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は選手、そして指揮官としてミランに栄光をもたらしたアンチェロッティ氏の招聘に尽力しているようで、伊メディアも直接電話交渉を展開していると報じていた。一方、レアルはナポリのラファエル・ベニテス監督の招聘を計画しているとも報じられている。
 だが、イタリア人指揮官はレアルか、休養かという二者択一である現状を明確にした。
「これは私の仕事の一部でもある。昨シーズンは10度目の欧州チャンピオンズリーグ優勝を果たしたが、今年は違う話になった。私は昨年に成し遂げたことや、今季起きたことを忘れない。すべてについて考察を加えなければいけない。私は留まりたい。クラブがもう続けられないと言ってきたら、うれしくないが、フットボールの世界では数多くあること。ユベントス、チェルシー、PSGで私は退任を迫られてきた」
 百戦錬磨の名将は運命を静かに受け入れるつもりだという。アンチェロッティ招聘で名門復活を画策していたミランとしては、この発言は悲報となりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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