トルシエ元代表監督が語る“ハリル解任劇” 名伯楽が挙げた独自の“二大要因”は?

「連敗の時にはすべてに疑問が提出される」

 トルシエ氏自身も日本監督時代に窮地を味わったという。

「間違いない。知っているだろう。私も4年間、代表監督を務めたんだ。連敗の時には、全てに疑問が提出される。その一方で、巨大なサポートを手にできたのは感謝している」

 そう言ってトルシエ氏が振り返ったのが、2000年6月のキリンカップ・ボリビア戦(2-0)だ。

「5万人のサポーターがスタジアムで立ち上がって、トルシエ・ジャパン、トルシエ・ジャパンと大合唱してくれたんだ。それで2年契約延長になったんだ」

 観衆6万5073人が詰めかけた横浜国際総合競技場でのボリビア代表との一戦を感慨深げに振り返ったトルシエ氏。幾度とない解任危機を乗り越えて果たした日韓共催W杯の日本史上初となる16強進出だった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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