なでしこJ、なぜアジア杯日韓戦0-0ドロー? 流血の岩渕と川澄が明かす苦戦の理由

0-0ドローに終わった韓国戦、川澄と岩渕が悔やんだ部分とは?【写真:Getty Images】
0-0ドローに終わった韓国戦、川澄と岩渕が悔やんだ部分とは?【写真:Getty Images】

W杯出場権獲得は次戦に持ち越し、二人が悔やんだ部分とは?

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は、勝利すれば来年の女子ワールドカップ(W杯)出場権獲得となる10日のAFCアジアカップ・グループリーグ第2戦韓国戦に臨み、スコアレスドローで終了。本大会への出場権は第3戦のオーストラリア戦へ持ち越しとなった。

 試合後の攻撃陣の表情は、厳しいものばかりだった。前半はセットプレー絡みのシュート1本と完全に押し込まれ、後半は間延びした展開で決定機を作り切れなかった。この試合が高倉麻子監督体制での初スタメンとなったMF川澄奈穂美は「気迫の部分、前に行くことは韓国の勢いとして選手からピッチ上で聞こえてきた。ミーティングの中でも90分で勝ち切ろう、最後の15分が大切とあった。そこでボールを持てたけど、仕留めきれなかったのが現状」と、押し込まれた前半は想定内としながらも、勝利を奪いきる力のなさを悔やんだ。

 また、FW岩渕真奈は前半終了間際に相手選手の肘が当たり鼻から流血したが「大丈夫です」と問題がないことを話した。それよりもスコアレスドローに終わり、攻撃陣の中心として厳しい言葉を残している。

「難しい時間もあって、全員で体を張って守ってくれていたので、決められずに申し訳ないです。ガツガツ来るとは言われていたので、簡単にやるところは簡単に、仕掛けるところは仕掛けるという気持ちでした。韓国に比べてシュート数が少ないと思いますし、攻撃の形を増やすために、押し上げて自分たちもキープしないといけない」

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