新体制の浦和、初陣は広島に0-0ドロー 今季公式戦初の無失点ゲームで守備改善の跡

浦和レッズの大槻暫定監督【写真:Football ZONE web】
浦和レッズの大槻暫定監督【写真:Football ZONE web】

ルーキー橋岡ら若いメンバーを起用 両チームのGKが好セーブを見せて試合は痛み分け

 浦和レッズの新体制初戦は、サンフレッチェ広島を相手にスコアレスドローに終わった。2日に堀孝史監督を解任し、大槻毅育成ダイレクターを暫定監督に据えて4日にルヴァンカップ・グループステージ第3節で敵地に乗り込んだ浦和は、1日のリーグ戦からスタメン11人を入れ替えて臨み、今季初の無失点試合となった。

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 浦和はユースから昇格したDF橋岡大樹と明治大から加入のMF柴戸海がプロ公式戦デビュー。他にも、期限付き移籍先のガイナーレ鳥取でJ3出場経験があるGK福島春樹も、浦和での公式戦は初となった。

 前半からゲームは両ゴール前を往復するスピードの速い展開。広島はここまでの好調ぶりを示すように連動した攻撃で浦和陣内に侵入するが、福島がファインセーブを連発してゴールを守った。一方の浦和は3月に加入したオーストリア代表FWアンドリュー・ナバウトとFW李忠成の2トップが直線的にゴールに迫り、こちらもゴール前の際どいシーンを演出。しかし、前半29分に右サイドから抜け出したナバウトとの1対1を広島GK中林洋次がセーブするなど、こちらも最後の局面で耐えて0-0でハーフタイムに突入した。

 後半に入ると前半よりもゲームが落ち着いたが、両チームともにゴール前に進出する場面は作った。しかし、後半8分に福島が広島FW工藤壮人との1対1をペナルティーエリア外まで飛び出してセーブすれば、中林も同25分にゴールを襲ったナバウトの強烈なミドルをしっかりキャッチするなどゴールを許さない。

 両GKの好セーブが光った試合はスコアレスドローに終わり、広島は3試合を終えて勝ち点7、浦和は同4とした。

 監督交代後の初戦となった浦和にとって、無失点でゲームを終えるのは今季初。危ない場面は少なくなかったものの、細部で守備の修正の跡が見えた浦和は、これをきっかけにリーグ戦の逆襲へつなげることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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