W杯で日本と激突、セネガル監督が語るグループH展望 「我々は“番狂わせ”の役割を…」
FIFA公式サイトがシセ監督を直撃 「イーブンなグループだけど、かなり難しい」
ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本代表とグループリーグで対戦するセネガル代表。リバプール所属のFWサディオ・マネら強烈な身体能力を前面に打ち出した戦いぶりで2002年日韓W杯以来の本大会出場を果たしたが、FIFA公式サイトはチームの指揮を執るアリウ・シセ監督を直撃。グループリーグの展望などを語っている。
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日韓W杯でキャプテンを務めたシセは、開幕戦で前回王者のフランスを撃破するジャイアントキリングで、同国史上初のベスト8進出に大きく貢献した。現役引退後に指導者に転身し、年代別代表のコーチを務めた後、2015年からA代表をまとめ上げている。「コーチとして関わるよ、もうプレーヤーとしてはできないからね(笑)」と41歳の青年指揮官はウィットに富んだ表現をしつつも、「W杯にまた参加できるのは、誇り高いことだよ」と16年ぶりの大舞台に心躍らせている。
そのシセ監督が開幕まで3カ月を切った時点で、グループHの現状分析について見解を求められると、このように話している。
「イーブンなグループだけど、かなり難しいことは確か。コロンビアはこういったトーナメントに慣れている。2014年のブラジル大会で準々決勝に進出したことを忘れないようにしないとね! ポーランドは世界(ランキング)の上位7チームの一つだからね」
実力上位はMFハメス・ロドリゲスやFWロベルト・レバンドフスキ(ともにバイエルン)らワールドクラスの選手を擁するコロンビアとポーランドであると認めている。ただしバヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本を加えて、シセ監督はこのようにも付け加えている。
「セネガルと日本もいるんだからね」
「そして、セネガルと日本もいるんだからね。我々は“番狂わせ”の役割を果たそうとしているんだ。グループは非常にタイトに見えるが、私たちはいつものゲームをしながら、大きな決意を持ってあらゆるチャンスをものにすることを目指しているよ」
シセが主将を務めた日韓W杯もグループリーグでフランス、ウルグアイ、デンマークと実力伯仲の国が居並んだ。その経験があるからこそ、アウトサイダー扱いには密かな反骨心を燃やしているのは間違いない。
シセ監督は「自分自身であることを証明して、真剣にアプローチしきれば、再び人々を驚かせられるだろうね」とも語っている。かつての闘将に率いられるセネガル。日本戦でも高いモチベーションで臨んでくることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)