平静を貫こうとしたロナウドだったが……

　今年1月4日、バレンシアの本拠地メスタージャスタジアムで迎えたリーグ戦では、ロナウドと久々にPKで対峙（たいじ）した。同様の心理戦を仕掛けたが、今度はロナウドが成功。ただし、試合はバレンシアが2-1で勝利を収めた。

　ブラジル人守護神との3度目の対戦となった今回、平静を貫こうとしたC・ロナウドだったが、アウベスの右側の甘いコースにシュートを放ってしまった。そして、まんまと弾かれた。

　このPKストップはアウベスにとってリーガで自身16回目。元バルセロナやスペイン代表としても活躍したGKアンドニ・スビサレッタ氏の持つPKストップ最多記録に並 んだ。

　ロナウドを2度も止めた、29歳のPK職人。その無類の強さには、卓越したマインドゲームがあるのかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images