なでしこJ、アルガルベ杯6位 高倉監督、アジア杯へ一定の手応え「良い場面もあった」
5位決定戦の前半に失点した日本、後半早々にも追加点を献上
なでしこジャパンは、現地時間7日のアルガルベカップ5位決定戦で、2016年リオデジャネイロ五輪で銅メダルの強豪カナダに0-2の敗戦。昨年に続く6位となった。
日本はデンマーク戦から中1日の日程であるものの、スタメンの変更は2人にとどまった。開始直後こそ後方でボールを保持したが、徐々にカナダに押し込まれていく。そして前半20分、相手FWベッキーのクロスがMF中島依美に当たったところで、相手チームが一斉にハンドをアピール。一瞬、全体に足が止まり、中島とDF有吉沙織もボールを見失った瞬間にベッキーが再度シュートを放つとゴール右上に吸い込まれて先制を許してしまった。
日本の反撃は同31分、前線でダイレクトパスがつながると中島が最終ラインを突破。相手GKと1対1でシュートに持ち込むかという場面だったが、追いすがる相手DFのスライディングタックルで阻まれてしまった。
カナダを相手に一進一退の前半を繰り広げた日本だが、1点ビハインドを追いつくことはできず。0-1のままハーフタイムを迎えた。
反撃に出たい日本だったが後半立ち上がり、守備の要にミスが出てしまった。後半5分、日本のゴール前に転がったボールを主将のDF熊谷紗希がワンタッチしてサイド方向に持ち出して次のプレーに移ろうとしたが、背後から追いすがっていた相手DFローレンスにボールを突かれてしまい、そのままゴール内へ。ビハインドが2点に広がる痛い失点を喫してしまった。