158cmが宙を舞う! “タイのメッシ”がJリーグ初得点、驚愕の声「予想してなかった」

敵地C大阪戦、札幌MFチャナティップがダイビングヘッドでJリーグ初ゴール

 “タイのメッシ”がついにJリーグ初ゴールを決めた。J1北海道コンサドーレ札幌は2日、リーグ第2節の敵地セレッソ大阪戦に臨み、撃ち合いを演じて3-3ドローとなった。この試合で反撃の狼煙を上げる一撃を決めたのが、札幌のタイ代表MFチャナティップだ。小柄な体ながら華麗な一撃でファンを魅了し、「ヘディングって誰も予想してなかった…」「再生回数多い」と反響を呼んでいる。

 試合は前半27分にFW杉本健勇、同43分にMF高木俊幸と立て続けにゴールを奪われてC大阪にリードを許す。だが、昨季途中まで浦和レッズを率いていたペトロヴィッチ新監督の下で札幌が底力を発揮する。その口火を切ったのが在籍2年目のタイ代表MFだった。

 札幌が0-2と劣勢で迎えた後半17分、右サイドのMF三好康児が左足で鋭いクロスを供給。するとゴール中央に走りこんだ158センチの男が宙を舞った。飛び込んだチャナティップがダイビングヘッドで合わせ、ついにJリーグ初ゴールをマーク。これで勢いづいた札幌は、後半24分にMF深井一希が同点弾を決めて2-2と追いついた。

 直後にFW柿谷曜一朗に勝ち越し弾を決められるも、札幌も負けじとDF進藤亮佑が同点弾を奪い、最終的に3-3の痛み分け。チャナティップの一撃が反撃のきっかけとなり、昨季二冠のC大阪を苦しめた。

 Jリーグ公式YouTubeチャンネルでは、チャナティップのJリーグ初ゴール動画を公開。「おめでとう」「待ちに待った!」「初ゴールがヘディングって誰も予想してなかったと思う」というコメントが並んだ。また母国タイの人も視聴しているのか、「再生回数多い」とファンから驚きの声も上がっている。

 チームに溶け込んでいる“タイのメッシ”がついにJ初ゴールをマークし、これからさらなる活躍を見せてくれそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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