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チェコ2部クラブ首脳が9連敗に激怒 選手の八百長を疑い、うそ発見器導入
FIFProが反対声明
チェコ2部のクラブ首脳が、公式戦9連敗のチームに激怒した。選手の八百長への関与を疑い、うそ発見器導入による検査を強要しようとし、大きな波紋を生んでいる。英BBCが報じている。
1909年創立のチェコ2部バニク・モストは泥沼のリーグ戦9連敗中。同クラブの首脳陣は、選手の八百長への関与を疑い、選手に対してうそ発見器による調査を受けるように異例の指示を出している。
これに国際プロサッカー選手委員会(FIFPro)が声を上げ、モストの強化部の選手を犯罪者扱いする行為に対し、反対の意を表明した。
「モストの強化部は選手を容疑者のように扱っている。だが、明確な証拠は存在しない。選手をしばり、八百長試合の犠牲者となる。プロ選手は関与する可能性もあるが、選手側の発信による八百長はほとんど存在しない」
FIFPro側はこう声明を発した上で、うそ発見器の有効性にも疑問の声を上げている。
一方、モストの選手はこの3月から給料が未払いとなっているという。
スペインでは、元日本代表のハビエル・アギーレ監督らがレアル・サラゴサ時代に八百長行為を行った疑惑のスキャンダルが噴出するなど、八百長はサッカー界の大きな問題となっている。
【了】
サッカーマガジンZONE編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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