ACLで寸断された川崎のパスサッカー 「被インターセプト数」に見る“J王者”2連敗の要因

対照的なC大阪、25本のインターセプト記録

 パスは出し手と受け手の双方によるものであり、必ずしも出し手の正確性だけが問題になるわけではない。受け手が相手の反応しづらい位置にポジションを取れているのか、相手に的を絞らせない予備動作ができているのかというファクターもある。そうしたなかで川崎が、自らの武器が相手のカウンターを誘発する悪循環に陥っていることが窺われる。

 その川崎を10日のゼロックス杯で破り、ACL初戦で済州ユナイテッドに勝利したセレッソ大阪は、その済州戦で25本のインターセプトを記録している。まさにコンセプトが対照的なチームだけに、その数字も対照的だ。川崎がC大阪に対して昨季ルヴァン杯の決勝、今季ゼロックス杯とタイトルの懸かったゲームで2連敗していることの、一つのヒントになるデータと言えるのかもしれない。

 公式戦のスタートが3連敗という厳しい立ち上がりになった川崎は、その正確なパスワークを復活させることができるのか。連敗スタートになったACLで2年連続決勝トーナメント進出を果たすためにも、相手の守備網にかからずに突破できる攻撃の復活が求められる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング