ACL連敗を避けたい“J王者”川崎 蔚山現代に痛恨の先制点を献上、0-1で後半へ

前半42分にチョン・ジェヨンにミドルを決められる

 川崎フロンターレは20日、AFCチャンピオンズリーグの第2節で蔚山現代(韓国)とのアウェーゲームに臨み、1点ビハインドで前半を終える苦しい展開になった。

 川崎はMF中村憲剛が遠征に帯同せず、MF大久保嘉人をトップ下に据えてスタート。試合開始当初こそホームの蔚山の攻勢を受けたが、次第にボール支配率を高めていく展開になった。

 しかし川崎は、ボールを支配しながらなかなかペナルティーエリア内に効果的なボールが入っていかない。蔚山の攻撃は前線の元日本代表FW豊田陽平(サガン鳥栖から期限付き移籍)を両サイドからのボールで生かすシンプルなものだったが、あわやというシーンも作られ、DF奈良竜樹とDF谷口彰悟は必死の対応になった。

 川崎にとって前半最大のチャンスは29分、右サイド45度の位置からMF家長昭博が得意の左足で巻き込むコントロールショットを放ったが、ファーサイドのゴールポストを直撃して得点とはならず。逆に同42分、左サイドでボールをキープされると攻撃参加したMFチョン・ジェヨンに狙いすましたミドルシュートを決められ、0-1のビハインドでハーフタイムを迎えた。

 初戦の上海上港(中国)戦をホームで敗れているだけに、連敗は許されない川崎。後半は意地の反撃に打って出たい。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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